2013年1月 4日
小企業、零細企業や個人商店がリアルタイムで映像を配信するには？
兄が相談を受けたのだけれど、どちらかというとウェブの話だったので表題の件についてざっくりと説明させていただいた、ものの備忘録というか考察です。
昨今はウェブを使って、自分の情報を発信できるサービスやツールは非常に多くあります。その中でどのツールを組み合わせて使うのがよいか、というのはここ数年ずっと課題として残っています。
ポイントはいくつかあるのですが、方向性は二つくらいです。
サービスやツールを選ぶ方向性
方向性は二つ。安定を求めるか、流行りものを選ぶかどうかです。
安定を求める。
- 比較的高機能で実績のあるものを選ぶ。
- 一部上場企業などが使用するようなツールを使用する。
- 自分で扱えないものは使用しない。
流行ものを選ぶ。
- 今使用しているものよりも良ければ使用する。
- 料金が高いものはコストパフォーマンスを重視する。
- 今まで使用していたサービスやツールのデータが移行できるものをなるべく選ぶ。
こんな感じでしょうか？個人的には安定型のほうがよいと思います。理由としては、使用するものが変わると、またその操作を覚えなければならないためです。これは学習コストというコストが発生し、けっこう大変な作業です。
では、実際にリアルタイムでの映像配信ではどうか、というところです。
安定、実績などを考えてもNo.1です。広告表示などはありますが、基本的に無料でリアルタイム映像配信が可能です。
動画配信サイトとしては最も知名度の高いYouTubeもリアルタイム配信が可能です。HangOutなど、リアルタイムでのコミュニケーションに対応しているのがGoogleならではですね。
利用したことはありませんが、ツイキャスというサービスもあるようです。スマートフォンを使用してリアルタイム配信ができるというのが強みっぽいですね。
配信する方法はあるけれど、どうやってリアルタイム配信をみてもらうかがポイント
さてさて、USTREAMなどを使用してリアルタイム配信ができるのは、興味を持って調べている方であればわかると思います。次のポイントは、どうやってそのリアルタイム配信をみてもらうかです。
最近はSNS（ソーシャル・ネットワーク・サービスの略）を利用した告知が一般的ですね。代表的なSNSは以下の通りです。まだアカウントを持っていない方はぜひぜひアカウントを取得しましょう。
このほか、ゲーム系のSNSなどもありますが、ここではリアルタイム配信にスポットを当てていますので対象としません。
これらのSNSですでに多くのフォロワーや友達がいる場合は、ぜひリアルタイム配信のURLをシェアしてもらいましょう。
まだSNSは試していないけれど、ブログはやっているよ、という方も多いと思います。この場合は、ブログの本文にJavaScriptを埋め込められるのであれば、そのままリアルタイム配信の映像を埋め込んでしまいましょう。これはいちいちクリックでページを遷移する必要がなく、映像再生用のプレイヤーがページ内に読み込まれているのですぐに閲覧することができます。
スマートフォンでみれることも、これからは重要？
みてもらう環境の変化も重要です。スマートフォンの普及は目覚ましく、iPhone 3Gの発売以降、各キャリアから続々とスマートフォンが登場しています。今、カタログをみても、スマートフォンでないものは「らくらくフォン」のような簡単携帯と、子供向けの「キッズケータイ」、それと１～２種類程度のフューチャーフォン（今までの携帯電話）のみです。それほどまでに、一気にスマートフォンのシェアが広がっています。
スマートフォンは3G回線、LTE、Wifiという回線に対応しています。この中で、LTEとWifiは環境にもよりますが比較的下りの回線速度は速いと思います。しかし3G回線は遅いです。映像をみるには心もとないところです。
スマフォ対応は、あくまでLTEやWifiでみることを想定しても問題ないと思っていますが、イベント会場などと連動となるといろいろと状況が異なりますので、そこはケースバイケースで考える必要があります。
まとめ
ベストケースがなにか、というところまで落とし込めていませんが、どういうリアルタイム配信がよいかを考える参考になれば幸いです。リアルタイム配信は今後非常に伸びる分野と思っていますので、ここは重要なポイントだと思っています。
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