Web Standard Design
Web Standard Designという考え方
Web Standard Designという言葉は、Web標準という考え方に近いものです。
一般的に、どんなブラウザでも閲覧することができ、視覚障害などを持っている方でも利用しやすいWebサイトを作る考え方です。
もちろん、全てのサイトがこの考え方を実践できるとは思えません。エンターテイメント系のサイトの構築ではきっと難しいでしょう。
企業のサイトや、ECサイトには有効な手段になる可能性があります。全てのサイトにおいて効果的とはなりませんが、この考え方を知っているのと知らないで制作する場合では、出来上がったサイトは大きく変わるかもしれません。
私はWeb Standard Designは単に見やすいサイトではなく、より利用しやすいサイトのことを指すと考えます。ユーザビリティにも考慮し、見やすく使いやすいサイトを構築するということを目的にすることによって、そのWebサイトは非常に有効なサイトになるでしょう。
Webサイトは、使いやすさがまず一番であり、これは見た目の素晴らしさを遥かに超えていると思います。見た目が使いやすさに劣るとかではなく、戦略には目的があるように、見た目にはその役目があるとはずです。好みでサイトを選ぶ場合もあるでしょう。しかし、好みで欲しい情報や目的を達成できる訳ではありません。
ここで最も重要なことは、使いやすさとはなんなのか?ということです。
簡単に言うと(もちろんこんなに簡単ではないです)、
ユーザが求めている情報(目的)を、そのサイトで与えること(達成)ができるかということだと思います。明日の東京の天気が知りたいと思えば、明日の東京の天気予報が掲載されているサイトに行くことが、目的を達成するために最も近道です。
この場合は、一目で天気予報が掲載されていることがわかるデザインが最も重要であり、最も効果があります。
この時、戦略はユーザがどのようにしてそのサイトを訪れ、ユーザに「明日の東京の天気予報」を見せられるかであり、デザインは一目でその情報がわかるようなデザインにする必要があるわけです。
東京とわかるか?晴れなのか雨なのか?降水確率は?など、全ての情報を考えながらデザインを考えていくことは非常に大変な作業です。また、戦略を考えるのも非常に大変な作業でしょう。しかし、戦略がなければ誰も利用しないWebサイトになってしまいます。この点で、戦略がいかに重要なのか?ということを示していると思います。
Web Standard Designは、制作側にとって都合の良い考え方ではありません。モノ作りにおける基本的な考え方なのです。
制作側の思い通りに作るのではなく、ユーザにとって目的を達成することができるWebサイトを作ることによって、ユーザにとって、クライアントにとって、制作側にとって一番なのではないでしょうか。
